令和4年度 少年連盟ブロック研修会

令和4年6月23日に山陰教区「本願寺山陰教堂」で、3年ぶりに対面式で行われました。
この度の研修では「学校で見つける身近な仏教のお話」をテーマに山陰教区のお二人の先生【川本組法隆寺 岩義博先生「最新科学と仏教名~宇宙、遺伝子、脳科学をお釈迦さまは知っておられた?~」】【三隅組 東福寺 熊谷修山先生 「自信教人信と学校教育について」】から御講義いただきました。

岩義博先生は生物を専門とされておられ、生物学的視線から仏教を分かりやすく説明をされました。例えば、私たちが見えているものの中には見えていないものもあるというのはよく聞きますが、実は見えているものの中には嘘が含まれていることを人間の視覚の原理からお話されたことが印象的でした。自分が考えていること思っていることだけが正しいと思っていましたが視点を変えて考え、見たりすることで違う側面を見つけることが出来るという事、また考え事態に間違いや見落としがおるという事を改めて考えさせられました。

熊谷先生は自信教人信「みづから信じ、人に教えて信じしむ」ということを念頭におかれ、現在の学習指導要領の考え方について話されました。昔は先生が一方的に講義をし、生徒はその講義を聞くという形式が一般的であったが、現在ではアクティブラーニング「主体的・対話的で深い学び」の視点から学習過程が改善されました。このことについて教人信=人に教えるということを取り上げられ、子どもにいかに話をさせてそれを「言語化」させるかに対し大人は叱らない・注意しないということ、子どもにいかに考えさせるかが大事であると感じました。
この度の研修会を通じてどれだけ子ども主体、相手主体で接することができるかということを改めて考えさせていただくご縁となりました。